木工所には集塵機の設置が
義務づけられています。
「集塵機」とは掃除機と同じ原理で
切ったり削ったりするときに出る
木屑をぴゅーっと吸い込んでくれる機械です。
工場の裏に大きな集塵機があります
焼却炉と直結していて、そのまま燃やせる優れもの
ところがいまは朽ちていくのを待つただの鉄クズ
数年前、会社の隣にマンションが建って
粉塵、煙の苦情が来るようになったのです
優れものの集塵機は操業を停止
いまは、小型の集塵機を工場内にいっぱい置いて
たまった木屑はゴミとして出しています。
(ゴミのコンテナもビニールシートを被せ
粉塵が飛散しないようにしています)
かつては林の中にある木工所だったんでしょうが
いまは住宅地の中で苦情におびえ
肩身の狭い思いをしているのです。