斜面などで育ち曲がって育った木の
曲がって圧縮されている部分を「あて」といい
針葉樹と広葉樹ではちょっと癖が違うのですが
ほとんど使わない素材であり
使う場合には工夫を必要とする、と習いました。
木の家具作り―木曾のアトリエから (INAX album (27))
- 作者: 奥村昭雄
- 出版社/メーカー: INAXo
- 発売日: 1994/10
- メディア: 単行本
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木工の知識がぎゅっと詰まっているいい本です。
木の動き、について解りやすく解説してある部分があり
「あて」は材として使うと強いひずみ狂いを
起こすのですが、その力を逆に利用して
椅子の座板に使い背板の部品(ほぞ)を締め付ける力に
する木の使い方をする、と書かれています。
集成材やMDF、合板など人工加工された材料に囲まれて
育ってきた自分には素の無垢の木の強い木の力
(木が動き狂ったりする事)というのが
まだいまいちピンときません。