図面ができていよいよ制作開始です
まずはひたすら部材となる板を作っていきます。
これだけでかい物を無垢の木で作ろうと思うと
ものすごい材料と費用と手間と重さになるので
「フラッシュ構造」(中空芯構造)
という方法で板を作ります。
寸法に従い枠芯を芯用の木材で組みます
強度的に不要な所には芯材は入れません
代わりに「ロールコア」という
ハニカム状に組まれた紙の芯を入れてあげます
表面には「化粧板合板」を張ります
本物の木を薄くスライスしてベニヤ等に張ったものです。
裏面が見えなかったり、化粧が不要な場合
裏はベニヤ合板等安い合板を張ります。
「無垢材の家具」実際聞こえはいいですが
実際使われる期間と木材の消費量とのバランスを考えると
合板による「フラッシュ構造」
もなければいけない工法だと強く感じました
一般に流通してる家具のほとんどはこの構造でしょう
我が家のJBLスピーカーも「ウォールナット化粧板仕上げ」でした。
写真のように接着剤を塗布して「プレス機」
というでっかーいズボンプレッサーの様な機械で
数トンの圧力で挟み込んで接着し完成です。