今、工場では年末にかけて
大口の仕事をこなしています。
細かいことは書けないのですが
高さ2m、巾60cmくらいの
フラッシュ構造の板、1000枚近くを
ひたすら作ります。
芯をひたすら作ったと思ったら
ひたすらボンドを塗って、プレスしてと
ひとつの作業が1000回程続くのです。
鑿と鉋をひたすら使う番になったので
家に持って帰ってきてちゃんと
研いで手入れしてやることにしました。
仕事中に研いでも良いんですが
まだ研ぎに時間がかかるんで、気になって集中できない
そのプレッシャーがいいんだと、という先輩もいましたが....
常に考えたり計算している木工の作業
研ぎが唯一「無心」になれる時間
と書かれている本やブログを多く見ました。
確かに。イライラしてるときなんか
流し場に行って研ぎを始めると不思議と無心になって
気持ちがリセットされます。
砥石の表面が悪かったり持ち方が悪かったりで
曲がって、研ぎ上がると思わず
「むむむっ」となりますが
研ぎばかりは人のせいにはできません。