ひさしぶり仕事の話
ここのところは、テーブル制作の親方ではなく
箱もの親方についているのですが、この親方がちょっと変わった人で
仕事はスバラシイのだけど、下についた人間は100%辞めてしまう
という色んな意味でなかなかのツワモノ。
やっと親方流の仕事の流れになれてきたので
少しらくになったのですが、それでも毎日怒鳴られてます。
同じ工場で数十年働いている親方たちでも
最初に習った工場の違いで使う用語が違う、これが一番困る。
化粧板を「ベニヤ」、構造合板を「ラワン」と訳したり
(本当は全然違う意味です)
完成した家具の足につける保護用の材でも「泥足」「ゲタ」
と人それぞれ、用語が違うんで分からなくて怒鳴られること多々。
そんななか、ふと言い渡された「コーナーボックス作ってもらうからね」の一言
今年になってから、目地払いなどの下働き以外にも
仕口、ホゾ加工など重要な加工もやらせてもらっているのですが
材料を一から取って作るのはこれが初めて。
写真をみて何だこれ、とおもうでしょうが
要は部屋の角の隙間埋めです、見えるところだけ化粧版がはってあります
舞台のセットのようですが、隙間埋めなのでまぁこんなもんです。
フラッシュ構造なので芯計算して組んで、合板はって
化粧板同士がぶつかる角には、無垢材が埋めてあります
正味一日で完成。
写真撮ってたら、笑われました。いいじゃんか。