ストリートアート(落書き)
郊外の我が家周辺にある落書きは本当に稚拙なマーキング
(猫の匂い付けと同じレベルだ)でしかない
あのオリジナリティのないくせに”独特"の書体が心底嫌い。
- 作者: BANKSY
- 出版社/メーカー: Century
- 発売日: 2007/06/05
- メディア: ペーパーバック
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Banksy(バンクシー)のグラフティは芸術なのかパフォーマンスなのか
「その手のウサン臭い世界」を揶揄し伝えるメッセージはとても判りやすい
所々の解説は日本語だが、絵に添えられた英文が
全く判らないので翻訳サイトを横に読み進めていった。
Photo : LUMIX GM1 G VARIO 12-32mm
昔読んだ小林紀晴の本に出てくるフィリピンの芸術家の
「芸術とは人々の日々の生活を肯定するものでなければならない」
(脅かす物であってはならない)という言葉がとても好きなのですが
Banksyのアートの根底にはハッピーな日々を望むメッセージがあるんだけど
今を肯定するものではない、グラフティの巨匠と紹介されたり
作品がオークションで高値で取引されたりしているけど
本人は(日本でとらえられている意味としての)芸術家なのかな。
人の決めたモノの価値や評価なんていかに脆いもので
それだけにすがる事の悲しさや滑稽さを訴えているんだと思うんですが
強い人間ばかりではないしそうする事によって心の安定を得ている人が
いるのもまた確か。
しかし一つだけでも自分オリジナルの「目」をどこかに持っていると
人生がすこし楽しくなるのもこれまた確か。