農産物流通コンサルタント、農政食生活ジャーナリストの山本謙治氏
MFT使いで元々カメラネタが面白くてブログを読んでたんですが
食品偽装とかあると度々ラジオとかでコメントされてるのを耳にします
最新の著書が"イカにも"なタイトルで思わず一気読み。

- 作者: 山本謙治
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川学芸出版
- 発売日: 2015/10/24
- メディア: 単行本
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「買ってはいけない」に始まる"このテ"のタイトル本は星の数ありますが
「安いハムやコンビニ食品はこんな材料なんですよ〜ヒドイですね」
で終わらない消費者の志向や流通、生産の問題までちゃんと掘り下げる、というあらすじ
20年以上前は確かに"高い食品"="嗜好品"でしたが
現在は安いスーパーに行くと100円の食パンとか以前はありえなかった食品が並んでて
今までなかった"安価な方向に食品の水準が掘り下げられた"という印象があります
畜産農家の悲惨な状況は時々報道もされますが
数十円の納豆や無調整牛乳が激安で常に並んでいるのを見ると
コレ作った人には幾ら渡るんだろうとホントウに苦しくなる
このへんは商品を生み出す"という仕事に関わって似たような思いをした影響だろうか?
氏のブログを見てると「これは庶民には食べれないよ〜」って記事もありますが
我が家もちびっこ達がモリモリ食べ盛りで
"良"品質だけど"量"の少ないパルシステム辞めるかどうしよう、と思案中だったので
この本に出会ったのはよい機会でした。