「コンピュータが子供たちをダメにする」/クリフォード・ストール著
- 作者: クリフォードストール,Clifford Stoll,倉骨彰
- 出版社/メーカー: 草思社
- 発売日: 2001/11
- メディア: 単行本
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必要ないのにどんどん予算がついて
お金使わないと予算削減されちゃうから
必死になって予算消化する
日本の公共事業と似た状況。
本の後半
「インターネットは長期にわたり否定的な社会影響をおよぼし
孤独感から鬱状態にわたる」
という、2人の心理学者による実験の話が興味深い内容でした
96の家族を2年間追跡するという大掛かりな実験で
AT&T,Apple.Intel,HP などの大企業がスポンサー。
「一週間あたりのオンライン時間が1時間増加するごとに
利用者の憂鬱度が1%増加。
同じく1時間増加ごとに
地域集団に属する人とのつきあいが4%減少する。
遠方の薄い付き合いは増えるが
身の回りの強い結びつきは減少する。」
「結果として受動的、内気になり孤独感から鬱になる。」
また「既成の中毒の臨床定義にも合致する。」というのも怖いですね
パソコンしてて何時間も時間を消費したり
やる事が無いから、とりあえずパソコンの
スイッチいれるみたいなのが症状にあたるのかな。(自分の事)
携帯電話が、ここまで進化する以前に書かれた本ですから
現在の中毒状況は、ますます悪化しているんでしょうね。
パソコンのしすぎでケンカになる我が家も気をつけなくては。