家具をつくるしごと
人の生活の役に立つ素晴らしい仕事ですが
製造業なので当然”大量”の廃棄物も出ます。
端切れの木材は薪にして
おが屑は発酵させて肥料に...
無駄な物は一切でない還元型製造業
なんてこと出来るわけがありません。
主材料は木材ですが接着剤で接合しているので
端切れにも接着剤が付いていて「燃えるゴミ」ではありません
表面に張るメラミン、ポリ化粧合板は樹脂化合物なので
これも燃やせません、有毒ガスがでます。
先日、産廃業者が引き取りに来たので積み込みをしました
あっというまに4トントラックがいっぱい
積みきれなかった分は次回に繰り越しです
「この量で何日分?」と聞くと「大体2.3ヶ月かな〜」
一番多いのは「フラッシュ」切り回しの端切れ
半端な無垢材も勿体ないな〜と思うのですが
一々在庫してたら場所がいくらあっても足りないので捨てます
使わない1.2×2.4mサイズのメラミン化粧板も結構捨てました。
産廃なので埋め立て、ですね
樹脂素材も適正な温度で燃やせば、有毒ガスを出さずに燃焼処分できるそうですが
分別コスト手間と焼却施設が高額なため、日本では行われていません。
(ドイツなどでは実施されています)
ゴミでいちばん気になったのが、失敗した引き出しや、行き場のない家具達!
完成後にキャンセルされたり仕様変更になる事があるそうです
作ってしまった物は...処分、小企業の実情ですね。
これで仕方ないと思うのか、変えていかなければと思うのか。