我が家は夫婦共にまぁまぁ本を読むのですが
本を次々と買う程、経済的余裕は無いので
よく図書館を利用します。
先日借りた「室内40年」山本夏彦著 文芸春秋
インテリア雑誌?「室内」40周年を
(amazonより引用、インテリア雑誌とはちょっと違う気がする)
女性社員との対談で振り返る、という内容なのですが。
期待していた木工、建築業界の話は僅かで雑誌をつくる経営者側からの
話が殆どなのですが、語り手の言い回しが面白くて
良い意味で期待を裏切られた本です。
文中に、読者から同出版社が刊行した本を
「とても参考になったので学生20人程で回し読みしました」
と言われ、聞き手が「ひどい」と言う場面がありました
本は多くの人に読まれれば
みんなハッピーなんだろうなんて思ってましたが
そうですよね、出版社とすれば当然「ひどい」となるのでしょう
物を作る商売って、やはり理想だけでは無理ですね。
一度蔵書されてしまえば、不特定多数の人に
意地悪な言い方をすれば「回し読み」されてしまう
図書館に対する思いっていうのを、著者や出版社の方たちに
聞いてみたいです。
- 作者: 山本夏彦
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 1997/03
- メディア: 単行本
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