講師の勧めで、日本橋三越本店で行われている
「第10回伝統工芸木竹展」を見に行きました。
展示場の一角に仕口や材の現物の展示があるのですが
机の上の勉強より、現物を見た方が遥かに理解出来ますね。
欅の漆塗りの盛り皿、とかちょっと縁の遠い世界
見て感じる側もそれなりの見て感じる技術?
がないと解らないのかも
ちなみに同じ三越で村山明氏の欅拭漆盛器が67万円也。
(売約済み)
受賞作品の中で気になったのが
朝日新聞社賞 山本英之氏 栃造拭漆短冊箱
素材の杢(目の模様)の使い方と造形を、素人目ながらいいなぁと思ったのですが
作者の山本英之氏はなんと20歳代、自分と年齢がかわらないです
50.60歳代の作家さんが殆どの中で、このような方もいるんですね。
来場者のほとんど、というか全てがご年配の方だったのですが
あまりにも万人に理解出来ない意匠の世界になってしまうと
あと数十年して世代が入れ替わった時に
市場が消えてしまう可能性もありますよね
山本さんの作品のように、もうちょっと下の世代にも
伝わりやすい感じやすいような作品が増えてくれるといいなと思いました。
ま、とても購入出来ませんが。