直線加工なら昇降盤を
基本に忠実に使いこなせば
なんとかなるんですが
丸、楕円や長丸の穴開け、曲面の加工となると
いつもどうやるんだろう?と頭をひねっていました
最近の自分はデスク製作の仕事がメインなので
箱物に比べれば変形物、曲面物が多いのですが
親方がいつのまにか形にしてしまい
なかなか加工の現場に立ち会うことができませんでした。
写真は今制作中のデスクです
デスク天板が半径450mmの曲線
通線口も丸穴、底の通気口ルーバーは楕円形
先日、指をくわえて遠くから見ていたら
「お前がやれ」と言われ初挑戦
どうやってやるかというと
基本となる型板を作り、型に沿うように
オーバーヘッドルーターで削っていきます
型に沿って動かすだけなんですが
足で刃物高を調整し焦げ付かないように
一定の速度で材を削る、むづかしいです。
案の定、焦げと型があるのにちょっとイビツな形に..
型作りがさらに難しい
いかにして丸や、楕円や、長穴の型をつくるか
もうパズルの世界
頭と手間をかけ作った型板は一応とっておきます
以前見学したいくつかの家具屋さんでも
ルーターの型板はみんな大事に保管していました。
オーバーヘッドルーターは
木工機械の中でも危険性が高いので
最近はコンピューター制御の
NCルーターでやってしまう所が多いようです。