websatou photo life

いつもカメラ(Google Pixel8pro)を持ち歩いて生活の景色を撮ってはのせている日記です。

スポンサーリンク

おだんごパン

「えほん」というのは
面白いもので
筋の通った感動物語が
子供に気に入られるわけではなく

なんの脈略のないような
不思議な話がお気に入りに
なったりするのです。

おだんごぱん―ロシアの昔話 (日本傑作絵本シリーズ)

おだんごぱん―ロシアの昔話 (日本傑作絵本シリーズ)

「ぼくは、てんかの おだんごぱん。ぼくは、こなばこ ごしごし かいて、あつめて とって、それに、クリーム たっぷり まぜて、バターで やいて、それから、まどで ひやされた。けれども ぼくは おじいさんからも、おばあさんからも、にげだしたのさ。おまえになんかに つかまるかい」

 

逃げ出した「おだんごぱん」が
賢いきつねにパクリと
食べられるまでのお話。

なんども繰り返される
「おだんごパンの」自信満々のうたが
長男と自分のお気に入り。

 

f:id:agincyu:20140226225024j:plain

おだんごぱん みっけ
Photo : FUJIFILM XF1 PROVIA Mode

「たべもの」を擬人化する事は
いずれ食べられてしまうのだから

人格を与えたり顔なんか
書いちゃったりする事に
ぞっとする「無邪気な残酷さ」
を感じるのですが

著者は人格を与えてしまった
「彼」が食べれてしまう事に
「死」やら「輪廻転生?」
やらの意味を与えているのでしょうか

「なにも考えていない」
というのが正解な気もしますが。

スポンサーリンク