オランダの家具職人、リートフェルト
についてのテレビ番組を見ました。
「赤と青の椅子」という有名な作品があるのですが
芸術性を求めて出来た形ではなく
直線をダボ継ぎと言う安価で簡単な接合方法で
組む事を考えて出来た形なのだそうです。
芸術性を追い求めた椅子だとばかり思っていたので
驚かされました。
もっと驚いたのが世界遺産にもなっている
「シュレーダー邸」
"1924年"(大正13年)の作品です。
80年程経った今、日本の住宅地に建っていても
おかしくないですよね。
80年かけてリートフェルトのデザインに
日本の感覚が追いついたのでしょうか
ひょっとすると「追いついた」ふりをしているだけで
本当はなにか大事な感覚を切り捨てたのかもしれません。