光原社(こうげんしゃ)
宮沢賢治の「注文の多い料理店」の出版元です
元々は農薬等を扱う商社で
農産という点で賢治とのつながりができて
本業の経営が順調だった事もあり
意気投合して童話を出版しようと
3人で設立されたのが
「光原社」だそうで
設立当時、3人とも二十代後半だった
というから頭が下がります。
現在の「光原社」は
工芸品のお店になっていてこれが
とてもセンスがよろしい。
買ったのはアケビ細工のカゴ
一目惚れしたんですが
自然素材&手作りだけあって
お値段がン万円
悩みに悩んで
こういういいモノは
一期一会だからねと言う事で購入。
帰りの新幹線のなかで
「やっぱり買ってよかったね」となりました。
ちなみに「注文多い〜」は自費出版だったと
書かれているサイト等も見ますが
実際は出版当時
無名の作家の作品が売れるわけもなく
大量の返本を見かねた賢治が買い取った
というのが実際の話だそうです。